入札の知見ゼロから、約8か月で約3,000件を精査できる体制へ

非公開

業種:
エネルギー事業
従業員数:
3000人~
ご利用サービス:
NJSS運用管理

業種:エネルギー/ご利用サービス:NJSS+NJSS運用管理

顧客が抱えていた課題うるるが解決したこと・果たした成果
会社として入札への取り組み実績がほとんどなく、情報もノウハウも社内に蓄積されていない入札情報サービスの運営元として、案件の探し方・選び方から伴走。抽出条件そのものを設計し、立ち上げ段階の判断基準づくりを支援
NJSS導入後も掲載案件数が多く、自社の商材・条件に合う案件を継続的に抽出・精査する社内リソースが足りない約8か月で約3,000件を抽出・精査し、条件に合致する約6割を選別して提供。全国600を超える発注機関の案件をカバー
必要なタイミングで案件情報を確認できず、複数のWebサイトを個別に確認する手間が発生していた公示日から中央値2営業日で共有

成果ハイライト

図1:抽出から精査・判定までの流れと、レポートに含まれる情報

※ 約8か月間の納品実績を集計。リードタイムは公示日から情報共有までの営業日数。

お客様が抱えていた課題

ご相談をいただいたのは、入札案件の情報収集、参加可否の検討、関係部署や協力会社との調整を担当されている部署です。

同社ではこれまで、会社として入札への取り組みをほとんど行っておらず、入札に関する情報やノウハウが十分に蓄積されていませんでした。そのため「どのように案件を探し、自社に合う案件を選定していくか」という、入札参加の入り口にあたる部分そのものが課題となっていました。

まず着手されたのが、入札情報速報サービス「NJSS」の導入です。これにより案件情報の収集自体は始められたものの、次の壁がありました。同社が対象とする領域では、全国の自治体・省庁・大学・公的医療機関などから案件が日々公示され、実際に集計すると約8か月で約3,000件にのぼります。この量から自社の商材や条件に合う案件を継続的に抽出・精査していくには、社内のリソースだけでは対応が難しかったのです。

うるるが行ったこと・判断したこと

1. 立ち上げ段階の「条件づくり」から関与

同社は入札参加の初期段階にあり、社内にノウハウが十分でない状態でした。そのため、単にデータを抽出して渡すのではなく、入札を始めた当時の状況と同社の商材を理解したうえで、案件の抽出条件や進め方そのものをご提案するアプローチを取りました。

2. 「抽出」ではなく「判定」まで踏み込む

この領域の入札案件は、案件名や公示情報の一覧だけでは同社が参加できるかどうかを判断できません。契約形態、価格の算定方式、仕様の区分といった条件は、公示書や入札説明書の本文まで読み込まないと判別できないためです。

そこでうるるでは、案件ごとに公示書・入札説明書を確認し、判定根拠となった資料名と頁数まで記載したうえで「対象/対象外」を判定しています。約8か月間で約3,000件を精査し、うち約6割を条件合致と判定、残りは「入札参加資格を満たさない」「供給範囲外」といった除外理由を併記してお渡ししました。

3. 抽出キーワードの継続的な見直し

一度条件を決めて終わりにせず、抽出結果を踏まえてキーワードの選定・見直しを継続的にご提案しています。運用しながら精度を上げていく前提の設計です。

図2:ご提供している運用サイクル。抽出結果を条件設計にフィードバックし、継続的に精度を高めます。

提供したサービス

NJSSに掲載された入札情報のデータ抽出と、案件精査をあわせてご提供しています。本サービスの特長は次の3点です。

1. 入札情報データベースの運営元だからこその網羅性

うるるは入札情報速報サービス「NJSS」を運営し、全国の自治体・入札情報に関するデータ基盤と知見を保有しています。本件でも約8か月間で全国600を超える発注機関の案件をカバーしており、お客様自身が個別のWebサイトを巡回して集められる範囲を大きく超えています。

2. お客様の商材・方針に合わせた精査

抽出した案件をそのままお渡しするのではなく、お客様の商材や営業方針に合致するかを精査したうえでご提供します。1案件あたり60項目超を整理し、前回案件の落札金額・落札企業まで含めるため、受け取った時点で参加可否の検討に入れる状態になっています。

3. 立ち上げ段階からの伴走と運用の定着

入札に関するノウハウがまだ十分でない段階のお客様に対しても、抽出条件や進め方を柔軟にご提案します。本件では約8か月間で140営業日を超えて継続的に納品しており、ほぼ毎営業日、案件情報が更新される運用が定着しています。

※ 本記事でご紹介した抽出・精査代行(NJSS運用管理)の詳細は、サービス資料でご確認いただけます。

実際のアウトプット(レポート項目の一部)

お客様にお渡ししているレポートは、1案件あたり60項目超で構成されています。

実際にお渡ししているレポートの一部が次のものです。

図3:実際のご提供しているレポートをマスキングしたサンプルです。

得られた成果・効果

入札案件の情報を継続的に収集・精査できる体制が整いました。立ち上げ当初から対象案件を効率的に把握できるようになり、複数のWebサイトを個別に確認する時間が減ったことで、参加可否の検討や提案準備といった本来注力すべき業務にリソースを振り向けられるようになっています。

抽出された情報は、新規案件の発掘、参加可否の一次判断、社内関係者への共有、入札準備のスケジュール管理などに活用されており、抽出結果をもとにしたキーワードの見直しにもつながっています。

お客様の声(営業統括部門/部長)

「入札情報サービスの業界における第一人者であり、豊富な実績や知見を持たれている点が決め手でした。入札参加の初期段階でノウハウが十分でない当社に対して、案件の抽出条件や進め方を柔軟に提案いただける点にも安心感がありました。

担当の方には親身に相談に乗っていただいています。入札を始めた当時の状況や当社の商材を理解いただいたうえで、適切な案件を抽出できるようキーワードの選定や見直しも提案いただき、助かっています。

入札に参加する場合、情報収集や案件精査の進め方を一から整えるのは大きな負担になります。自社の商材や方針に合う形で相談できるので、立ち上げ段階から活用すると業務を進めやすいと思います」

- ご担当者様のコメント
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